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明智光秀―神に愛されなかった男―

年始に放送された「明智光秀―神に愛されなかった男―」(フジ系)を今更見ました。



「明智光秀―神に愛されなかった男―」公式HP



注:(このドラマの内容を知らない方でも)タイトルからお察しの通りこのドラマは時代劇という括りに入る・・・訳ですが、歴史好きの方が(とりわけ最近の)時代劇を見ると時代考証が違うとか史実とは・・・とかいうことを感想に持つ方も多いかと思います。ただ、今回このドラマの感想でそれについてあまり触れる気はないので、ご寛大な御心持ちでご覧になっていただければ幸いです。




えーっと、今更このドラマのことを書くのか・・・と思われる方もいるかと思いますが、おいらは最近ようやく見たので一応感想でも述べておこうかと思う次第であります。




主要人物としては、(フジのサイトの方を見ていただければ分かるかと思いますが、一応。)


明智光秀(唐沢寿明)、羽柴秀吉(柳葉敏郎)、織田信長(上川隆也)、
明智秀満(大泉洋)、光秀の妻・ひろ子(長澤まさみ)・・・等。


ちなみに、どうでもいいでしょうがこのドラマを「よし見るか!」となんで思ったのか…を考えるとやはり長澤まさみ が出演していたから…でしょうね(゚ー゚;Aアセアセ


まあ、元々時代劇好きってのも多分にあるのでしょうが・・・(爆。



・・・で、内容面に関してはというと、


物語冒頭の光秀(唐沢)が信長(上川)に口上するシーンを初っ端見た時には正直、「唐沢さん、(光秀の役柄としてはこの)声のテンションは高過ぎでは…。」と思ってしまったのですが、見ていくうちにそれも徐々に「あぁ、このドラマでは光秀はこのテンションなんだな。」と慣れることができたかと・・・。


個人的に唐沢寿明 は嫌いじゃないですし。
大河ドラマの『利家とまつ』好きでしたしね(何。



話の筋としては“信長の京上洛から1582年の山崎の合戦まで”を本ドラマの主人公である光秀の視点から描かれている訳ですが、主骨格としては光秀と秀吉の関係性・・・ってのを軸に描こうとしたんでしょうね、きっと。


実際、この記事を書くために公式サイトにいったらそんな感じのことが書かれていましたし。


ただ、確かにこのドラマを見ているとそれを描きたかったんだろうなぁ~っていうのは分かったんですが、尺的な関係もあってか、どうにもその辺は甘かった…というか浅い感じがしてしまった感はあるな、と思う訳でして…。


柳葉・秀吉もああいうまるっきり好い人としての見解の秀吉も個人的には嫌いじゃないのですが、このドラマを見る上ではどうにもキャラクターの骨格が薄く(弱く)感じてしまったり…。


勿論、柳葉さんは柳葉さんで好演されてたと思うのですけどね(;´Д`A ```



ただ、せっかく光秀と秀吉の関係を描くのであれば、もう少し人物設定を深く掘り下げて欲しかったかな、と。


最近注目している小西真奈美 がおね(秀吉の妻)役でちょこっと出てたり、長澤まさみ がひろ子(光秀の妻)役で出ていたりしたのは個人的には嬉しかったんですが、ドラマの軸(骨格)を考えるとそれ程必要な配役だったのか・・・と思ってしまう気持ちは拭えません…でした(; ̄ー ̄A ヾ(´∀`||;)オイオイ

とは言え、長澤、小西に注目中のおいらとしては嬉しかったし楽しませてはもらったんで文句は言えませんがね…(;;・∀・;;)


ちなみに、長澤さん初の夫+子持ちの役柄だったようですが、なかなかなかなか。


ラストの大泉洋 との掛け合いは普通に良かったかと思います。



まあ、そんな訳で内容はツッコミどころ満載というか満載すぎ…ってことで敢えて言及はしませんが、登場人物の面々には存分に楽しませてもらえたので、そういう意味では見所のある作品だったと思います。




個人的に必見すべき人物を挙げると・・・。


谷原章介 の義昭には一見の価値あり。
どうしようもないダメな人物・・・という役柄を見事に演じられてましたね。
むしろ、気持ちの良いダメっぷりというか。。。

光秀を巧く映えさせる良い脇役ぶりでした。



明智秀満役の大泉洋 も普段の役柄と違って武士道精神に溢れた武士(何)を演じられてて唐沢・光秀を引立たせてましたし。



あ!あと、本田博太郎 の丹羽長秀も良かったです。
本田博太郎 は声が渋くて好きです、なんか。
くぐもった声で、かつ何かを含んだ物言いといいますか・・・、
ああいう声の人物がいると時代劇の雰囲気倍増するといいますか・・・。

この方映画版「大奥」にもちょこっとだけ新井白石役で出演されてたんですが、その時の声も場を引き締めてて良かったですし・・・。



そうそう、「セーラー服と機関銃」にも出演してましたよね♪







ところで、時代劇の中でも戦国時代というのは取り扱われることが随分多いような気がします。


「いやいや、江戸時代が一番でしょ」っていう方もいるだろうし、「やっぱ江戸のしかも幕末でしょ」って方もいるかと思うのですが。。。


個人的見解ではありますが、戦国時代は期間としては短い割に、興味深い人物が多いんだと思います。

しかも戦国時代には人を惹きつけてやまない理由があるんだろうな、と。


動乱の世で世情は不安定な戦国時代。


合戦や各国の隆盛など大胆な行動(の記録)が残されている一方で、その行動の原因、つまり「何故そのような行動をおこなったのか?」という思想・思考の背景っていうのが見えないということにこそ、その理由があるのではないかな?と個人的には思ってたりします。
<まあ、合戦等行動に関する史料は確かにあるものの、近代に比べると個人の思想の面での史料が少ない訳ですから、当たり前と言えば当たり前でしょうが…(゚ー゚;A



どうやら当時って自分の思想や思考を残そうなんてあまり考えられてなかったみたいなんですよね。

まあ確かに、世情が不安定で明日どうなるかも分からない人達が果たしてそんな後世のことまで考えてるのだろうか・・・と考えると「確かにそうは思わないんじゃないかな?」とも思えますし。


で、その証拠として江戸になると世情も安定するから、そういう思想の本や個人の日記等々も比較的多く出てくる…。


歴史を振り返っていただけると分かると思うのですが、世情が安定しているときに文化っていうのは隆盛することが多い訳ですよね?
<不安定な時に隆盛することもありますけど…(汗。


個人の思想や思考も文化の一端であることを考えると、あながち突飛な考えでもないのでは…と思ってるのですが、いかがでしょうかね(;´Д`A ```


勿論、戦国時代においてそういうものが全くないという訳ではないですよ?


実際戦国時代にもそういうものもありますしね。


ただ、少なくともそういうものが残る条件がそろってない時代だったのだと思う訳して・・・。


要するに、


①当時、自分の思想を残そうといった概念があまりなかった(そんなことより領地を拡大する方が先、等)。
②世情が不安定な中、そんな余裕がなかった(明日どうなるかも分からんのに後世のことを考えられるか、等)。
③合戦の多い世のため、作られていたとしても、後世に残されるものは多くなかった(作っても合戦で消失する、等)。


・・・ということが考えられるのではないのかな?と。


でも、そういうふうに個々人の思考・思想が分からない割に、当時の武将の行動って凄く大胆だったり細密だったりと非常に興味深い行動をしてるのが史料から分かる…。


で、そういう行動(政策・戦法)から興味を惹かれて武将達のことや当時の状況を知りたくなるのに、その人の考えの直接の手掛かりになる思想や思考の史料があまりない。


だからこそ結局は在る史料の中で実際の彼らの行動を知ってその行動の原因を推察するしかない。


ゆえにどうしても推測が多くなるし、想像しなきゃいけない部分が多くなる・・・。




前述の通り、その人の行動は分かるけど、どう思考してその行動に至ったか・・・までは分からないという訳です。


ということは、分からないことが多い訳ですから、想像の自由度は増える。自分の中でその人物を膨らますことへの制限は少なくなる訳ですよね。



その上、時代背景は混沌としているし、現代の私達からみるとスゴク非現実的な世の中・・・。
そういうのも相まって当時の人々にも様々な思い・葛藤があったんじゃないかな、と想像は膨らむ・・・。



それ故に、戦国の世は現代の私達を惹きつけてやまないのではないかと・・・。


まあ、現段階での個人的見解ではありますが(;´Д`A ```





ついでに、まあ、最近民放を中心に時代考証が低い…等々思われる方も多いかと思います。


確かに、おいら如きでもそう思ってしまう面は多分にあるのですが。。。


ただ、よくよく考えると元々時代劇って歴史ドラマですよね?


歴史を利用して想像を掻き立てて作品を作る…これが歴史小説なり歴史ドラマの醍醐味なのではないかと・・・。


だから、想像を掻き立てられて自由に発想するという方向性はドラマとしては強ち間違いじゃないのだと思うんですよ。


ただ、一つ問題点を挙げるとすると、


“自由に発想する”という“自由”の括りの中に“(最低限度の時代考証を含んだ)自由”という制限が加わるからこそ歴史ドラマ・歴史小説は面白いはずが、その制限が全くかからずに制作されてしまうという点でしょうか・・・。


時代劇の話し方が現代風だったら全く雰囲気ぶち壊し、なのは歴史に興味なくても直ぐ分かるにしても、道具や建物、所作等々も違うとやっぱり歴史好きの人達は憤慨するんだろうなぁと思うんですよね。


但し、敢えてその設定だけ変えて時代劇を創作するっていうのはアリだと思いますが・・・(゚ー゚;Aアセ
(例えば、他の時代考証はしっかりした上で敢えて話し方だけ現代風にしてみるとか・・・、SFちっくにしてみるとか・・・。)


だから、そういう意味でも時代考証を大切にして欲しいと思いますし。


何より、それが歴史を描くことの醍醐味なのだと・・・。


まあ、浅薄なおいらが言えることじゃないかも知れませんが・・・アセ(=ω=;A)(A;=ω=)アセ


・・・って、「明智光秀」のドラマからだいぶ話が遠くなりましたが、まあ、それはいつものこと…と思ってご容赦いただきたく存じます。ということで( -`Д´-;A)






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コメント

こんにちわ^^
明智光秀は、残念なことに見ておりません^^;
時代劇といえば水戸黄門・暴れん坊将軍・遠山の金さんが
好きですが、あとはみんな漫画^^;
特に前田慶次が大好きです・・・m(_ _"m)
歴史は苦手なので詳しい事はわかりませんが、たいした理由もなく合戦したりする事もあったんでしょうね。
上の者が一言、言えば下の者達は命をかけて戦う。
悲しい気もしますが、死んでいった人たちは惚れた人間のために命を落とし、悔いがないという人もいるでしょうから・・・って何でこんな事を語りだしたのか?
まとまらないので、また今度ゆっくりコメントさせていただきますm(_ _"m)ペコリ

投稿: 豚ちゃん | 2007年3月15日 (木) 18:47

わたしも時代劇は好きでよく見ますよ。♪(^o^)v
とくに「大河ドラマ」は好きでずっと見てますね。o(^▽^)o
その中でも、戦国時代と幕末が一番好きですね。(*^▽^*)

前に新聞に、「大河ドラマ」では、一番、戦国時代物が人気がある、という記事が載っていました。その理由として、

まず、合戦の映像が多い。
それも昔と違って、CGを駆使して本格的な合戦シーンを再現しているので、リアリティーがあるとのことでしたね。

次に、これはわたしも納得しましたが、力の弱い者、地位や学歴がない者が、自分の知恵を生かし、幸運にも恵まれて、運命に翻弄されながら出世していく、その過程がおもしろいということでしたね。(^∇^)
これは現在にはあまり見られないので、人気があるのでは、ということでしたね。(*^▽^*)

ちなみに、不人気なのは、平安時代物らしいです。(ノ_・。)

投稿: はーちゃん | 2007年3月16日 (金) 12:55

□豚ちゃん
明智光秀は…見てなくても全く問題なしかと(゚ー゚;Aアセアセ

>前田慶次

前田利家の甥…ですよね?
おいらはこの方のことそれ位しか知らないのですが、とりあえず前田家の隆盛を描いた大河ドラマの「利家とまつ」は好きでした(何。

>上の者が一言、言えば下の者達は命をかけて戦う。

そうですね、そういうこともあったんでしょうね…。
仰る通りある意味命を懸けてもいいと思えるくらいの人物に出会えたその人達は・・・悪くない人生だったのかもしれませんね。

>今度ゆっくりコメント

楽しみに待ってます(* ̄▽ ̄*)♪

投稿: まるしぇる | 2007年3月17日 (土) 01:23

□はーちゃん
大河ドラマ…嫌いじゃないのですが一年見続けられないケースが多いです(゚ー゚;A
と言いつつ、今度「吉宗」や「葵三代」辺りレンタルしようかと画策中ですが・・・w何かお薦めありましたらお教えいただけると幸いです((φ(。・ω´・。)

>合戦の映像が多い。
>力の弱い者、地位や学歴がない者が、自分の知恵を生かし、幸運にも恵まれて、運命に翻弄されながら出世していく、その過程がおもしろい

(゚д゚〃)。_。〃)゚д゚〃)。_。〃)ぅんぅん
確かにそうですよね!!
って…そう言えば記事では後者のことに言及するの忘れてました(;´Д`A ```
ある程度安定した状態では農民や下級武士が頂点近くまで上り詰めるなんてことないですもんね。
だからこそ戦国時代と幕末は面白い…んでしょうね♪

>平安時代物
…確かに平安物の時代劇ってあまり見かけませんよね(゚ー゚;A
個人的な感覚としては平安物は書物向きなのかな?とも思いますが…(汗。

投稿: まるしぇる | 2007年3月17日 (土) 01:38

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